このタイトルを見たあなたは「そんなのウソ!だってウチの猫はお肉もお魚も食べるもん!」って思いましたよね?
でもコレ、動物学的には真実なんです。
それでも「信じられない!」と思ったら、ぜひこの記事を最後まで読んでみて下さい。
そうすれば、きっとこの意味に納得して頂けるはずです。
もくじ
○○の時点で、すでに肉食動物ではなかった!
あなたのおウチの猫さんは、普段どんなごはんやオヤツを食べていますか?
ドライフード、ウェットフード、真空パックのカツオやササミなど、実にたくさんの猫用食品が販売されています。
実はここに “あなたの家の猫さんは肉食動物じゃない” という理由が隠されていたんです。
そもそも「肉食動物とは何なのか?」まずは、こちらからご説明しましょう。
肉食動物とは、一般的に『肉や魚を食べる動物のこと』だと思われています(私も以前はそう思っていました)
しかし学術的な分類では、肉食動物とは「生きている動物を食べる動物」のことを指すんだそうです。
例えば、ライオンの食べ残し(すでに死んでいる獲物)を食べるハイエナやハゲワシなどは「腐肉食動物(ふにくしょくどうぶつ)」と呼ばれ、肉食動物とは分類が異なります。
ということは、完全に室内飼いで、人間の手で調理されたごはんしか食べていない猫は『肉食動物とは呼べない』ということになるのです。
もしあなたの家の猫さんが、外にも自由に出られる生活スタイルで『かえる』や『バッタ』を自分で捕らえて食べているのであれば、これは立派な『肉食動物』です。
でも虫には寄生虫がついていることもあるので、そこだけは十分に注意してあげてくださいね。
肉食動物の食事へのこだわり
肉食動物でネコ科の動物の代表格といえば、やっぱりライオンですよね。
そこでここからは、この百獣の王であるライオンにスポットを当ててお話を進めていきます。
先ほどご説明しましたように、肉食動物は「生きた獲物を自分で」捕まえなければいけません。
つまり自分で獲物を捕まえられなければ、食べる物が無いわけです。
それなのになぜ、わざわざ逃げ回る動物を捕食しようとするのでしょうか?
もっと楽に手に入る、植物や他の動物の死骸なんかを食べてもいいはずですよね。
この答えは、獲物を捕らえたライオンが「どの部位を食べているのか」にありました。
ライオンは主に、お腹の肉・内臓・骨を食べます。
これは、自分の体の構造とよく似た生物を捕食することで、肉でタンパク質、内臓で鉄分やビタミン、骨からカルシウムといった栄養素を、無駄なく効率的に摂取するためなんだそうです。
また逆説にもなってしまいますが、獲物を捕らえるハンターであるからこそ、新鮮で質の良いタンパク質や高い栄養価が必要になります。
つまり、あえて苦労をしてまでも、こうした新鮮で高い栄養価を求めるよう、DNAにその情報が刻まれているというわけです。
こう考えるとサバンナでは敵なしのライオンも、それなりに苦労しているんだなと思えてきますね。
イエネコになっても・・?
一方、「家猫」として暮らしている猫さんたちの食生活はどうでしょうか?
ひと昔前までは、家猫といっても放し飼いの猫さんも多く、昆虫や爬虫類を捕っている子も多く見かけました。
しかし、現代の猫さんは「ペット」の枠を飛び越え、今では立派な『家族の一員』という位置づけです。
そして、そんな飼い主さんの心構えが変われば、ペット用食品メーカーの志向も変わります。
こうして、猫さん用のごはんだけでも何百という商品がペットショップの棚に並び、猫に必要な栄養素がきちんと補えるものが当たり前となってきたのです。
また家猫であれば、飼い主が定期的にごはんを持ってきてくれるので、狩りをする必要もありません。
実際にウチの猫さんも、部屋の中に入ってきたカナブンやヤモリを見つけても、手でツンツンして遊ぶ程度で、決して食べようとはしません。
それでもまだ、家猫が狩猟本能を失わないのは「人間との共存に甘えるな!」というDNAからの伝令のせいなのかもしれませんね。
ちなみに猫が夜になると活発になりやすいのは、野生で狩猟をしていた頃に、獲物に気付かれないよう夜になってから狩りをしていた名残であるといわれています。
最後に
さて、今回のお話はいかがでしたか?
また「猫は肉食動物ではなかった」というお題に対する、あなたの期待には応えられたでしょうか?
こうして様々な角度から猫を見ることは、もっとよく猫を知り、猫を好きになるきっかけにもなるのではないかと考えています。
本記事が、あなたの猫知識欲を満たせていたら嬉しいです。