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お化粧品のアイライナーやカラーコンタクトレンズに「ぱっちり猫目」と例えられるように『猫の目』は、美しさの代名詞といっても過言ではありません。
今回は、そんな猫さんの「目」にまつわる雑学を3つご紹介させていただきます。
もくじ
猫の目の色って、何色あるか知ってる?
猫の目(虹彩)の色は、細かく分けると9種類あります。
・サファイアブルー
・ブルー
・アクア
・グリーン
・ヘーゼル(中心が緑っぽく、外へいくにつれ茶色がかる)
・イエロー
・ゴールド
・オレンジ
・カッパー(銅色)
この目の色の違いは、その子の目に含まれる「メラニン色素」の量によって変わり、メラニン色素が少ないほど青に近い色になり、多いほど銅色に寄っていきます。
我が家では先住猫のコキチさんがグリーン、他の子はみんなヘーゼルでした。
(もっと色んな色が見てみたかったけど、そういえば他の10匹はみんな血の繋がった家族だった…)
ちなみに猫の赤ちゃんは、生後1カ月頃までみんな「青い目」をしています。
これはメラニン色素が少ないからではなく、生後1カ月を過ぎないと『虹彩』の中に色素が沈着しないからなんです。
この頃の子猫は、ホントに天使のような可愛さですね。
狩りの天才「猫」は、実は老眼だった!?
あなたの中にも、「猫=ハンター」というイメージがありませんか?
鋭い眼差しで獲物をとらえ、俊敏な動きで捕獲する。
猫は確かに、優れたハンターであることには間違いないのですが、驚くことに、なんと猫の視力は『人間の10分の1』しかないんです!
これは、ちょっとビックリですよね。
これを細かくひも解いてみると、猫が焦点を合わせてハッキリ物体を認識できるのは、せいぜい2~6m先だといわれています。
つまり2m以内のものはボヤけていたり、見えていなかったりしているようです。
人間の感覚でいえば、近視の人がメガネをせずに遠くを見た時のような感じでしょうか?
猫さんには、半径2m以内のモノがこう↓見えているんです。
なので、近くの獲物は「足音やニオイ」を頼りに場所を特定しています。
ただ逆に、遠くのもでは、暗闇でも50m先の獲物の動きまで分かるそうです。
猫とヘビの関係
あなたも、猫さんと暮らす中で「猫ってヘビに似てるな…」と思ったことありませんか?
特に、怒って「シャー!」っと威嚇してるときの顔と声。
でも冷静に考えれば、哺乳類と爬虫類、四足歩行と無足と、まるで共通点があるとは思えません。
では、なぜ威嚇の仕方が似ているのか…?
これを調べてみると、とても面白い仮説が見つかったんです。
以前このブログでは、猫の祖先は『リビアヤマネコ』だったというお話をしました。
【関連記事】
【猫の種類】日本で最も多い猫「キジトラ」の歴史と秘密 |
そんなリビアヤマネコの生まれ故郷である『リビア』は、国土のほとんどが砂漠です。
そして、そんな砂漠で最も恐れられている生物が、猛毒をもった「ヘビ」でした。
どんなに大きな体をした動物も、猛毒をもったヘビに噛まれたら死んでしまいます。
そのため、リビアの砂漠で暮らす動物たちは、寄ってきたヘビを “退治する” というよりは「吠えて」追い払っていたといいます。
しかし猫は「ウー」と唸ることは出来ても、犬やライオンのように吠えることが出来ません。
そのためにヘビを威嚇して追い払えなかったのです。
そこで、賢い猫は考えました。
「じゃあ、ヘビの真似をすればいいじゃない!そうすれば、ヘビも、ヘビを恐れている動物も威嚇できて一石二鳥じゃないか!」
こうして、猫が自分の身を守る威嚇の方法が「ヘビのようになった」と考えられているそうです。
実際、動物の世界では、他の動物の声や仕草を真似て「天敵を遠ざける、安心させて獲物をおびき寄せる」といった習性もあるといいます。
また、目が似ているのは「夜行性のヘビ」が暗闇でも獲物を見つけるため、少ない明りを最大限に利用するには、猫の様な『縦長の目』が有効だったからであると考えられています。
さらには、猫の黒目の部分が収縮する際の「柿の種」のような形が、ヘビの目と似ているのも、猫とヘビが似ていると思わせる理由の一つかと思います。
ちなみに、昼行性のヘビの目は丸いそうです。
まとめ
さて今回は、「猫の目に関する雑学」と題して、猫の目の色、視力、さらには個人的に気になっていたヘビとの関係までをお話しさせていただきました。
今日お話しした中で、唯一、猫さんのお役に立つことがあるとすれば「視力」のお話ですかね。
あなたが愛猫さんと遊ぶとき「あんまりノッてくれないな」と思ったら、それは距離が近すぎて見えていないのかも知れません。
すぐに諦めるのではなく、愛猫さんが一番良くオモチャが見える距離を探してあげれば、今後のスキンシップの向上につながるでしょう。
この記事が、あなたと愛猫さんとの距離を縮めるお手伝いになれば幸いです。