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【11Catsストーリー】孤高の黒猫『クロニャン』

クロニャン

生年月日:2013年4月4日
性別:女の子♀
本名:クロ
性格:プライドが高い、警戒心が強い
動体視力:その気になれば鋭いが、オモチャにあまり興味がない

私の見立てでは、我が家の11匹の中でもひときわ警戒心の強いのが、このクロニャンです。

また別の言い方をすれば、一番 “野良猫っぽい” ともいえます。

高い声で「ニャ~」と鳴きながら足に擦り寄ってくるくせに、触ろうとすると走って逃げるという…。

もちろん今はそんな関係も少しずつ改善し、触ればゴロゴロいってくれるようになりました。

でも、ここまでの関係になるには約一年かかっています(汗)

もくじ

孤高の黒猫

クロニャンは、例え兄弟同士といえど基本的には群れるのを嫌います。

遊ぶ時も、休む時も一人。

ご飯のときも、自分が食べてる対面に他の子が来ると「シャーーー!」と言って威嚇します。

なぜ、こんなにも孤独を好むのか?

私なりに考えた結果、それは彼女の体のサイズに理由があるような気がします。

クロニャンの体は兄弟姉妹の中でも一番小柄でスマートです。

そのうえ動きがすばしっこいので、他の兄弟たちの狩猟本能がウズくのか、よく追いかけ回されています。

まともに戦っても体の小さいクロニャンの勝ち目は薄いので、そんなときは、いつも高い所や入口の小さなダンボールの中へと逃げ込みます。

こんな日常からか、兄弟とは少し距離を置いて生活しているのかもしれません。

また、クロニャンが日常的に高い所を好むのは、猫の本能から「みんながどこに居るのかを、常に把握しておきたいから」なのでしょうか?

もともと警戒心の強い子なので、本能的に《安全な場所=高い所》というのもあると思います。

実際、同じネコ科のトラやライオンも、休む時は木の上で寝たりするそうです。

クロニャンなりの変なこだわり

そんな孤高の黒猫クロニャンは、トイレに特別なこだわりがあります。

我が家の猫トイレは、猫砂をひいたスタンダードなものの他に、いくつかトイレシートを設置したトレイ版も用意してあります。

クロニャンは、オシッコは必ずトイレシートに(コレは、ギズとジュンジも)するのですが、ウンチは何故か『シートをめくったトレイの上に直接する』のです。

「砂を掘るからシートがめくれてるだけじゃない?」

って、思いますよね?

もちろん私も最初はそうだと思って、シートがめくれない様、トレイにテープで『ビシッ』とシートを固定してみたことがあったんです。

するとタイミングよく、丁度クロニャンがトイレに入ってきました。

少し離れたとことから観察していると、いつものようにシートを「バリッ!バリッ!」

そのままウンチをするかと思いきや、いつもと違うトイレシートの様子に気付いたクロニャンは、用を足さずにトイレから出て行ってしまったのです。

その時は「たまたまかな?」と特に気にも留めず、他のトイレ掃除を終わらせた私は、飲み水の交換をしに手洗い場へ行きました。

すると、何処からともなく “プ~ン” と嗅ぎ覚えのある匂いが…。

なんと張り付いたトイレシートが気に入らなかったクロニャンは、お風呂場の床でウンチをしていたのです(泣)

「確かに、お風呂場とトレイは材質が似てるもんね…。」

それ以来、私はトイレシートの固定をやめました。

元に戻したトイレシートでは、いつも通りクロニャンが快適に利用してくれるようになりました。

そしてその後は、好例のトイレハイダッシュをかましては、兄弟に追い掛けられています(汗)

クロニャンにとっての唯一の存在

プライドが高くて群れることを嫌うクロニャンにも、唯一心を許し、添い寝までする猫がいます。

それは母猫であるコクロコさんです。

どんな子も、やっぱり母猫には甘えたいんですね。

特にコクロコさんは、面倒見とてもの良い優しいお母さんなので、子供たちも強い信頼を寄せているのだと思います。

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1年以上前の話になりますが、そんな優しい母猫コクロコさんは、クロニャンが避妊手術を終えて帰宅したあと、クロニャンの行くところ行くところへ付いて行き、クロニャンがダンボールや狭いところに隠れると、その前で座り込んで他の子がちょっかいを出さないよう見張ってくれていたことがありました。

この様子を見たときは「クロニャンに避妊手術をさせてしまった」という申し訳ない気持ちと、コクロコさんに見せられた「母としての強さと優しさ」に、いろいろと複雑な気持ちがこみ上げてきたことを、今でもハッキリと覚えています。

おっと…。いつのまにかコクロコさんの話になってましたね。

そんなクロニャンの子供のころは・・

今回は、我が家の孤高の黒猫『クロニャン』のご紹介でしたが、お楽しみ頂けましたでしょうか?

本文では、彼女が一匹狼ならぬ一匹猫なのは “兄弟に追い掛け回されるからなのでは?” と書きましたが「一外にはそう言えないかも…」と思える、一枚の写真を見つけました。

上の画像は、我が家の子供たちの昔の写真なのですが、キャットタワーに登る子猫たちの写真をよく見てみてください。

そう「クロニャンだけ居ない」のです。

もしかしたら生まれつき、群れるのが苦手な性格なのかも?

それでは、また次回!

次はコクロコさんの男児である、レパニャンかボスの紹介をしたいと思っています。