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【11Catsストーリー】肝の据わった温厚猫 セッシー

セッシー

生年月日:2013年4月21日
性別:男の子 ♂
本名:セシロ
性格:おおらか
動体視力:やや鈍い

さて今日は、11Cats の中でも一番の巨体をもつ「セッシー」のご紹介。

セッシーは、前回お話したジュンジの兄弟で、シロキーの息子です。

子供たちの中では一番、シロキーと顔が似ています。

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セッシーの名前の由来は「背白=セシロ→セッシー」。雑にも程がありますよね…

ただ、ウチの子供たちの名前が「見たまんま」すぎるのには、ある理由があるんです。

今でこそ、11ニャンという大家族で楽しく暮らしていますが、子供たちが産まれてすぐの頃は「里子に出そう」と考えていました。

無論、人間側の都合だけの勝手な考えではありますが、一気に8匹ものニャンコが増えてしまった当時の私は

「11匹を育てるなんて絶対ムリだ…」

と思い込んでいたのです。

里子に出すとなれば、下手に名前を付けてしまうと愛着が湧いて別れが辛くなってしまうので、とりあえず「模様」や「なんとなくの見た目」で呼ぶことにしました。

しかし結局は、可愛い我が子たちを誰一人として手放せなくなってしまい、全員の面倒を見る覚悟を決めたのですが、名前だけはこの時の名残が残ってしまったというわけです。

もくじ

“小さく産まれて大きく育つ” 未熟児の赤ちゃん猫 セッシー

昔から、「小さく産まれて大きく育つ」という言葉がありますが、セッシーはまさに、その言葉の通りの子でした。

この今にも消えてしまいそうなほど小さな赤ちゃん猫が、産まれたばかりのセッシーです。

他の兄弟と比べても一回りくらい小さな体でした。

この頃は、母猫であるシロキーの風邪がうつってしまい、子供たちにも薬を飲ませていたので

「こんな小さな赤ちゃんに薬なんて飲ませて、本当に大丈夫なんだろうか…」

と、とても心配をしていましたが、生後2カ月を過ぎる頃には、他の兄弟達と変わらない体型にまで成長。(左がセッシー)

それからは大きな病気や怪我にも見舞われることなく、今となっては5kgを超える、11ニャンの中でも一番の巨体へと変貌を遂げました。

猫のストレス解消法は、とっても迷惑な○○

我が家一の巨体を持つセッシーは、その大きさからかとても温厚な性格です。

他の子たちは、周りの子がケンカを始めるとつられて殺気立つのですが、セッシーだけはいつも気にせずのんびりしています。

また、自分よりも体の小さな子が猫パンチをしてきても、よっぽどのことがない限りはやり返しません。

そんな優しく温厚な性格のセッシーですが、たった一つだけ、彼にやめて頂きたい「とても迷惑なあるクセ」があるのです。

我が家の子たちは、みんな猫草が大好きです。

いつもはのんびりしているセッシーも、私が大きなプランターで育てたフサフサの猫草を持っていくと、嬉しそうに走ってきます。

猫草タイムは、みんな我先にと「シャリシャリ」いわせながら、場所の取り合いになるほどの人気行事。

するといつも・・

「ブチブチ!」「ブチブチ!」

っと、どこからともなく豪快な音が聞こえてきます。

この音の犯人はセッシー。

セッシーは、みっしり生えた猫草の根元の方まで顔を突っ込み、大きな口を開けて数十本の猫草を一気に口に咥えます。

そして、プランターが倒れるくらい勢いで「ブチブチ!」と引っこ抜くんです。

口いっぱいに猫草を咥えたセッシーは、満足げに顔を上げると

「ぺっ…」

と全ての猫草を床に吐き捨てます。

よく見ると、そこらじゅうにセッシーが引っこ抜いた新鮮な猫草の残骸が。

「ちょっと!セッシー!」

彼は猫草を食べるのではなく、ただ草を抜くことが好きなのです。

最初は、せっかく育てた猫草を無下にされている気がして「ムッ」とした事もありましたが、何度言っても辞めないので

「セッシーのストレス解消になるなら、まぁいいか…泣」

と、諦めることにしました。

また、セッシーが床に散らかした猫草は他の子が食べてくれるので、まったく無駄になっているわけではありません。

でも、できればヤメてほしいなぁと今でも思っています。

肝が据わってるんじゃなくて…

先日の夜中に、私の住んでいる地域で、かなり激しい雷雨がありました。

まるで台風でも来たかのような大粒の雨と、頻繁に光る空。そして時折、

「ドーーン!!」

という、雷の落ちる音も聞こえました。

大きな音を嫌う性質の猫。

ウチの子達も、わざわざ下の階まで降りてきて、机の下や箱の中に隠れます。

なかには、妹の着ているパーカーの裾に顔を隠して寄り添う子も。

そんな中、セッシーはというと

微動だにすることなく、ただ眠そうにしてるだけ。

よくよく振り返ってみると、私が転びそうになって、思わず壁に「ドン!」と手をついた時も、走って逃げる子達をよそに

「ん~?」

と迷惑そうに、顔をこちらへ向けただけでした。

もしかすると彼は、「肝が据わってる」んじゃなくて、鈍感なだけなのかも(笑)

次でラスト!

さて今日は、心優しいタフガイ「セッシー」のお話でした。

実は彼、大きな体とは裏腹に、とっても綺麗な声の持ち主でもあります。

動画に納めることができていないので、この声をお聞かせ出来ないのが残念ですが、鳴き方がとてもウソ臭くて面白いので、うまく録画できたら 11CatsのYouTubeチャンネルの方にアップしておきますね。

次回はいよいよ、11ニャン最後の1ニャン「グレイ」の紹介をさせて頂きます。

本日も最後までのお付き合い、ありがとうございました!