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シロキー
生年月日:2012年6月頃
性別:女の子♀
本名:シロクロ
性格:甘えん坊
動体視力:鈍い
今でこそ、こんな平穏無事な顔をしてムクムクと肥えていますが、シロキーの出産・子育ての期間は、体力的にとても大変なものでした。
もくじ
屋外での出産
以前の “クロコ” のお話にあったように、シロキーは野良猫さんです。
半年も外の世界を生きて来た猫にとって、室内に閉じ込められるというのは大きなストレスのようで「私が引き取る!」と決めた後も、しばらくはウチと外を出入りする環境にありました。
その当時、季節は冬から春へと変わる頃で、まだまだ朝晩の冷え込みは厳しいものでした。
ある夜、いつものようにYouTubeで動画を見ていた私は、突然、えも云われぬ胸騒ぎを感じて玄関を出ました。
その胸騒ぎが誘うのは、玄関先に置いてある道具箱…
蓋を開けるとシロキーがこちらを見上げ、か細い声で「ニャ~…」と声をかけてきました。
そして、その胸には生まれたばかりの4匹の赤ちゃんが。
私は慌てて道具箱ごと抱きかかえ、室内に戻りました。
なぜか体中が濡れているシロキーをできる限り拭いてあげ、すぐにご飯とミルクを用意した私は、とりあえずその日はそっとしておくことにしました。
異変の始まり
出産から数日、シロキーに異変が起こります。
なぜか、食べたものを全部吐いてしまうのです。
出産で体力を消耗しているうえに、赤ちゃんにはお乳も吸われているので、通常よりもエネルギーが必要な時なのにコレはマズい。
もちろん、すぐ病院へ連れて行き診てもらいました。
診断結果は“猫風邪”
さらには、シロキーのお乳を吸っていた赤ちゃんも感染して鼻水をブシブシさせていたので、スポイトで飲ませる赤ちゃん用の薬も貰って帰宅しました。
何とか一週間分のお薬が効いて、赤ちゃんの鼻水は治まりました。しかし、相変わらずシロキーの吐き気は止まりません。
そんな連日の嘔吐によって、シロキーの体はどんどん痩せ細っていきました。
目はうつろになり、食欲も衰え、やたらと外に出たがるようになり、ついには子育てをしなくなっていきました。
幸いなことに、シロキーの出産の約2週間前にコクロコさんが出産をしていたので、シロキーの子供達にもコクロコさんがお乳を飲ませてくれました。
元凶
そんな過酷な状況ではあるものの、我が家の猫さんが突然11匹になり、家が手狭になったので、一軒家に引っ越すことにしました。
先住猫のコキチさんと私と妹が一階のスペース、シロキー&コクロコfamilyが二階の部屋全部という住み分けです。
シロキーが体調を崩してからおよそ一ヶ月。ついに “その日” がやって来ます。
二階で掃除をしていると、いつものシロキーの咳と嘔吐が始まります。
その苦しそうな姿は、目を覆いたくなる光景です。
そして…
「ゲェ」
シロキーのゲェを片付けようとした時、そこに真っ白なヒモ状の物体!
「コレって、まさか…」
現物をそのまま病院に持って行き、先生に見てもらうと案の定
「寄生虫ですね。それにしても、大っきいですね…」
そうなんです。
この一ヶ月シロキーを苦しめていたのは『寄生虫』だったのです。
シロキーの咳に気を取られて、風邪だと思い込んでいたのでしょう。
原因が分かれば対処は簡単です!
早速、駆虫薬の飲み薬を処方してもらい、我が家で待っている他の子達の二次感染も考慮して、全員に飲ませました。
回復
駆虫薬の効果は抜群!栄養を吸い続けていた寄生虫が駆逐されたおかげで、シロキーはみるみる回復していきます。
うつろだった目も、猫らしい目力が感じられるようになり、食欲も戻りました。
そして食べては吐いてを繰り返し、ガリガリの時期をずっと見てきた反動で、ご飯やオヤツを美味しそうに食べるシロキーが可愛くて、オヤツをあげすぎた結果・・・
↑まん丸になってしまいました。
なので今は、サイエンスダイエットの「インドアキャット」を主食にしつつ、オヤツは控えめにしています。
これで少しでもスレンダーになってくれるといいのですが…
つづく
今回はシロキーにまつわるエピソードをお話しさせて頂きました。
次回はシロキーの姉妹 “コクロコさん” の登場です。
最後に、愛娘(ジュンジ)と同じポーズで眠るシロキーの写真でお別れです。
それでは、また次回!