このブログを読んでくれている方の中には「猫を見かけると、思わずなでたくなっちゃう!」という人も多いのではないでしょうか?
もしあなたに長年、猫と一緒に暮らした経験があれば、自然と『猫が喜ぶ、撫で方のコツやさわり方』を熟知しているかもしれません。
しかし最近猫と一緒に暮らし始めた人や、猫は好きだけど、事情があって一緒には暮らせない、という方の中には「猫に触ろうとしたら、いきなり噛まれた!」なんて悲しい経験をされたことがある人もいるでしょう。
そこで今回は、猫とより仲良くなるためにも、猫が喜ぶ『なで方のコツ』と『さわり方』をご紹介します。
もくじ
触り方のポイント
『なでる、触る』の前に、まずは猫さんに警戒されないように近づくためのコツをお教えします。
特に野良猫は警戒心が強いので、いくら人慣れしていても、私たちが寄り方を間違えれば逃げてしまいます。
あなたが猫を触ろうとするとき、最初から手を『猫の目の前』に出してしまってはいませんか?
これは猫の立場から見ると「とても怖いこと」なのです。
少しだけ想像してみて下さい。
あなたの目の前に8メートルを超えるような大きな動物が、こっちを見て手を伸ばしてきたとしたら・・・・とても怖いですよね?
これは猫でも同じなんです。
初めて会った猫さんを触るときには、まず下記の順序を参考にしてみてください。
1:まずは優しく呼びかける
猫を見かけたら、まずは優しく呼びかけて猫の方から寄ってくるのを待ちます。
呼んでも来ないのであれば、今は触って欲しくないということです。
2:なでる場所は、首の横や背中から
猫さんに「捕まる!」と思われないように、頭からではなく首の横や背中から優しくなでます。
このとき『その子の匂いを手に付けてから』顔などを触るようにしましょう。
3:なでる行為もほどほどに
ようやく仲良くなれた猫さんと「離れたくない」という気持ちはとてもよく分かりますが、猫は触られすぎると不快感を感じていきなり怒り出すことがあります。
なんとなく「猫の様子が変だな」と思ったら、一度なでるのをやめましょう。
それでも寄ってくるようであれば問題はありませんが、あまりしつこく触っていると、噛まれたり、引っ掻かれたりすることもあるので注意が必要です。
なでると喜ぶ場所とNGな場所
■ 顎(あご)&首まわり ○
*この記事内の猫のシルエット画像は、全てSILHOUETTE DESIGNさんのものを使わせていただいてます!
「猫をなでるといったらココ!」といっても過言ではないくらい、猫は顎(あご)の下をなでると気持ちよさそうな顔をします。
猫の顎の下には臭腺(しゅうせん)と呼ばれるフェロモンを出す器官があり、ここを擦りつけてマーキングをすることで、「これは自分のモノ」と誇示します。
そのため、顎の下をなでるほど、あなたの手に自分の匂いがついていくので安心するのでしょう。
また顎には『リンパ節』が通っているので、猫の体に異常があるときには、ここが硬くなって腫れてきます。
猫と暮らしている方であれば、これでスキンシップをしながら健康状態のチェックもできるので「あれ?何かコリコリしたものがあるな…」と思ったら、すぐに獣医さんに相談しましょう。
■ 額(ひたい) ○
キジトラ模様の猫さんで例えると、オデコの縦シマ模様がある部分から、左右の耳の前の毛が薄い部分が、猫がなでられて気持ちいいと感じるポイントです。
やはりここにも臭腺があり、なでると喜びます。
ただ猫の目の周り(特に毛の薄い辺り)の骨は、構造上とても弱いので、額の周辺をなでるときには力を入れすぎないように注意して下さい。
■ 耳の後ろ ○
猫さん自身が後ろ足で掻いている場面をよく見ますよね。
この『耳の裏』も、猫がなでられて気持ちいいと感じるポイントです。
ここを指でカリカリしてあげると、自分で掻いてる感覚になるせいか、足をピクピクさせることもあります。
また、耳の後ろから徐々に顎に向かってなでていくと、あまりの気持ち良さからか「こてん」と寝ころぶ子もいるので、ぜひ一度、試してみてください。
■ 背中 ○
背中は面積が広いので、一番触りやすい部分でもあります。
手のひらをそっと乗せ、猫の皮膚に手の温度が伝わるくらいのスピードで、毛並みに沿うよう頭の方からしっぽに向かってなでます。
背中のなかでも、左右の肩甲骨の間のくぼみには疲れが溜まりやすいので、猫さんが痛がらない程度の強さで、指先を使って押してあげるといいでしょう。
我が家で一番のおデブ猫(ココクー)も、体が重いぶん疲れがたまるらしく、左右の肩甲骨の間をマッサージしてあげると、手をフミフミしながら気持ちよさそうな顔をしてくれます。
■ お腹 △
お腹は内臓のある部分なので、猫さんがよほどあなたに気を許していない限り、見せてくれることはありません。
もし、猫さんがお腹を見せるようにして「なでてアピール」をしてくるようであれば、気を使いながら優しくなでてあげましょう。
ただし先ほども言いましたように臓器のある場所なので、触るときは毛並みに沿って優しくが基本です。
また、自分からお腹を見せない子の腹部を触ろうとすれば、猫さんが『命の危険』を感じて攻撃されてしまう可能性もあるので、お互いの信頼関係が築かれるまでは我慢しましょう。
■ しっぽ ×
しっぽは、基本的に触ってはいけません。
以前、このブログでは『猫のしっぽは外から触れる内臓』というお話をしました。
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猫のしっぽは、たくさんの神経と筋肉で構成されており、排せつや平衡感覚といった重要な役割を担う部位です。
そのため、猫はしっぽを触られることを極端に嫌がります。
我が家でもそうですが、家猫さんであれば飼い主に気を許し「この人は大丈夫」という認識のもとで、少し触る程度なら気にしない子もいます。
しかしながら大抵の猫さんは怒って爪を立てたり、噛みつく子もいますので、安易に触ろうとしてはいけません。
コチラは↓ つい先日、近所のお寺で見かけたオッドアイの白猫さん。
とっても人懐っこい女の子で、私の足にずっとスリスリしてくれました。
ところが、私の旦那が不用意にこの子の腰の辺りを触った途端『ガブッ!』と噛まれてしまったのです。
どんなに甘えん坊な猫さんでも、しっぽを触られそうになれば怒ります。
幸い旦那の傷は浅く、病院の先生も「この程度なら抗生剤を飲むだけで大丈夫でしょう」といわれましたが、猫に噛まれた本人は相当凹んでいました。
*もちろんこれは、旦那の自己責任です。白猫さんは身を守ろうとしただけですからね。
猫に噛まれたら「必ず」病院へ!
家猫、野良猫に関わらず、猫に噛まれてしまったときは必ず病院で診てもらうことをオススメします。
猫の唾液には、破傷風(はしょうふう)を引き起こす細菌がいる場合があります。
この破傷風菌は3日~21日の潜伏期間を経て発症し、全身の筋肉の痙攣(けいれん)や麻痺(まひ)を伴いながら、最悪の場合は死にいたる場合もあるのだとか。
噛まれた直後であれば、破傷風の予防注射や抗生剤の点滴といった対処をしてもらえる(私がそうでした)ので、大事に至ることのないように、一度病院で診てもらうことをオススメします。
ちなみに猫に噛まれた傷は、皮膚科・内科・外科で診てもらえます。
猫が喜ぶ 撫で方のコツとさわり方 まとめ
今回は『猫が喜ぶなで方のコツ』と『触っていい場所・NGな場所』をご紹介させて頂きましたが、いかがだったでしょうか。
いろいろとポイントを書きましたが、一番大切なことは「猫の気持ちを考えて触る」ということですね。
力加減ももちろんですが、手の温度やタイミングも重要です。
寒い冬には冷たい手で触られるより、温かい手で触られた方が気持ちいいですし、寝てる所を起こしてまで触られたら、人間でも不愉快です。
私は猫とのスキンシップで何よりも大切なのは「人間の独りよがりな考えを押し付けないこと」だと思っています。
この記事が、あなたと猫さんとの関係をよりよくするためのお手伝いができれば幸いです。
~追伸~
これは私の経験談になりますが、猫は『自分では舐められない場所』を触られることが好きな気がします。