スポンサーリンク
猫は一般的に「ニャー」としか鳴かない動物だと思われていますが、実はその他にもいろいろな鳴き声を発します。もちろんあなたも、愛猫との暮らしの中でいろいろな鳴き声を聞いたことがあるでしょう。
日本獣医生命科大学の獣医師 入交眞巳博士によれば『猫の鳴き声は、どちらかといえば人とのコミュニケーションのために使われる』といいます。猫同士のコミュニケーションは、耳の動きや姿勢、しぐさで行われることが多く『鳴き声』は、人間へ欲求を伝えるための手段として使われることが多いのだそうです。
このため、普段はあまり猫と接する機会のない人は「猫はニャーとしか鳴かない」「そもそもあまり鳴かない」と思ってしまうのですね。しかし、猫と共に暮らす私たちは、猫が意外とおしゃべりなことを知っています。
そこで今回は、この「猫の鳴き声」に注目して、あなたがどれだけ愛猫に愛されているかをチェックできる項目を用意してみました。普段の愛猫との会話の中で、この鳴き声をどれだけ聞くことができるか?
あなたと愛猫とのコミュニケーションをより良いものとするためにも、これからご紹介する4つの鳴き声とあなたの愛され度を要チェックです。
もくじ
「ニャッ・ニャー・ニャン」【愛され度】♥♥♡♡♡
名前を呼んだときや、ちょっと撫でてみたとき。大きくも小さくもない声量で、短く「ニャ」っと鳴くことがあります。これは、猫からのちょっとしたあいさつです。ご機嫌なときに親しい相手だけに向かって発せられる「やあ元気かい?」といった意味合いの、気軽な感じの鳴き声ですね。
全く知らない人に対しては、様子を伺う意味でも使われますが、一緒に暮らしているのであれば、これは猫からの親愛の証です。ぜひあなたも「ありがとう、君は元気かな?」と、優しく聞き返してあげてください。
「クルル・フルル・うるる」【愛され度】♥♥♥♡♡
口の中だけでこもらせたように「クルルっ」「うるるっ」と鳴く。これは、母猫が子猫を呼ぶ時に使われる鳴き声で、人間に対しては「こっちに来て欲しい」という合図であるといわれています。
一緒に遊んで欲しい、ベットで並んでマッタリしたい、早くおやつが欲しい、そんなときによく聞くことができます。この鳴き声は、猫と暮らしている人以外にはあまり馴染みのない声であることからも「ニャ」というあいさつよりも、より深い信頼の証であるといえるでしょう。
愛猫が「クルルっ」といって近づいてきたら、いったい何を求めているのか?まずは、じっくりとその声に耳を傾け、会話をしてみてください。こうした小さなことの積み重ねが、質の高いコミュニケーションと信頼関係の構築につながっていくことでしょう。
「ゴロゴロ・グルグル」【愛され度】♥♥♥♥♡
膝の上に丸まって撫でられているとき、お気に入りの場所でくつろぎながら、あなたと一緒にいるとき。愛猫がゴロゴロいいながら、あなたの手を舐めてくれるようであれば、これはかなりの親愛の証です。
ご機嫌がよほど良くない限り、なかなかゴロゴロとは鳴いてくれないので、これは愛猫との親愛を深める、絶好のチャンスでもあります。
この機会に、よりお互いを理解し合うためにも、優しい声でたくさん会話をして、愛猫との距離をどんどん縮めていきましょう。
「ナァ〜・ふにゃ〜・ンニャ〜」【愛され度】♥♥♥♥♥
愛猫が、遠くまで届くような大きめの声で「ナァ〜〜」「ンニャ〜〜」と鳴いているようであれば、これはあなたのことを強く求めているサインです。
この鳴き方は、不安な気持ちを抱えているときや寂しさ感じているときに発するといわれており、本来弱みを見せない習性を持つ猫が、自分の気持ちをさらけだしてまで、あなたを求めている声です。
こんなときは、いつもよりちょっとだけ深い愛情を持って接するようにしてあげてください。きっと愛猫は、そんなあなたに安心して、あなたのことがもっと好きになってくれるでしょう。
まとめ
今回は「猫の鳴き声から判断する愛情度チェック」をお届けしました。あなたとあなたの愛猫さんとの関係はいかがでしたか?
また、猫の鳴き声には個体差があるともいわれており、鳴き方による猫からのメッセージも、その子その子でまったく違う場合もあるといいます。
猫は、自分の発した鳴き声で相手がどんな反応をしたのかを覚えているそうなので、あなたと愛猫さんとのコミュニケーション次第では、鳴き方はいろいろと変わってくる、というわけですね。
今回の記事は、我が家の一番のおしゃべりである「コキチ」との会話をベースに作成しました。コキチは、ものすごい甘えん坊のくせに妙にプライドが高く、乳飲み仔の頃から一緒にいたせいか、自分を猫だと思っていないふしがあります。
もしあなたの愛猫さんがウチのコキチのようなタイプの猫であれば、今回の愛情度チェックはかなり信憑性が高いものになると思います。
あなたとあなたの愛猫さんとのコミュニケーションがより深いものとなり、今の暮らしがもっと豊かになることを願っています。
【関連記事】
【猫の気持ち】猫の態度でわかる、あなたへの「信頼度」チェック! |