あなたが仕事や買い物で家を空けているとき、愛猫は誰もいない家の中でいったい何をしているのでしょうか?
猫と暮らす私たちであれば、誰でも一度は考えたことのある猫の謎です。
そこで今回は、海外の有名キャットフードメーカーである『Friskies』が、2009年にアメリカの家猫さん50匹の協力のもとに行った調査結果を参考に、愛猫が『あなたが家にいないとき』にどんな行動を取って、何をしているのか?
こちらをランキング形式でまとめてみました。
もくじ
第5位『ご飯を食べている』
愛猫は、あなたが家にいないときの4%を『ご飯の時間』に充てているようです。
食事からのエネルギー補給は、意外にもサッと短時間で済ませているみたいですね。
野生で生活している猫さんは、自分で獲物を捕ったのち、これを複数回に分けて少しずつ食べるという習性を持っています。
しかし人間と暮らしている猫さんの場合は、一緒に暮らすうちに『人間の食事のリズム』を覚えて、それに合わせて食事を摂るようになるので、1日分の適量のご飯を『朝晩に分けて』用意してあげると良いでしょう。
また、この4%の中には『ただご飯を眺めているだけの時間』も含まれています。
もしかすると「お腹は空いてないけど、ちょっとだけ食べようかな」「今食べちゃうと、後から食べる分がなくなっちゃうかな」などと考えているのかもしれませんね。
第4位『おもちゃで遊んでいる』
あなたの家では、きちんと愛猫さんがお気に入りのおもちゃを用意してあげているでしょうか?
誰も家にいないとき、愛猫はその5%の時間を『おもちゃで遊ぶ』ことに費やしています。
おそらくこれは狩りの練習をしていたり、単にじゃれて遊んでいるかのどちらかだと思われます。
元々狩猟動物である猫にとっては、遊びも仕事の一環です。
おもちゃを獲物に見立てて狩りを行うことで、本能である野生の勘を研ぎ澄ませているというわけですね。
もしあなたが、外出時にはおもちゃを全部片付けてしまっているという場合には、これからはできるだけ、愛猫さんが遊ぶためのおもちゃを用意したままにしておいてあげてください。
第3位『寝ている』
猫と暮らしている人に『自分が家にいないときの愛猫は何をしていると思いますか?』と質問すると、ほとんどの人は「寝ている」と答えるそうです。
ちなみに筆者もそう思っていました。
しかし実際には、家を空けたときに愛猫が寝ている時間は、たったの6.1%に過ぎなかったのです。
これはちょっと意外ですね。
猫は、1日の2/3の時間を寝て過ごすといわれていますが、同居人がいないときにはあまり寝ていないようです。
留守番させられたことが寂しくて眠れないのか、それとも誰もいない時間に思い切り羽を伸ばすため寝ないのか?
これは、愛猫さんのみぞ知るところです。
個人的には「羽を伸ばすために寝ていない」ことを願っています。
第2位『窓の外を眺めている』
少し切ない感じがしますが、愛猫さんはあなたが家にいない間の21.6%もの時間を『窓の外を眺めて過ごしている』ようです。
これは、鳥や虫が飛んでいる姿を見て楽しんでいるのか、はたまた「外で遊びたいな」と思っているのか、いずれにせよ、人間の立場としては少し申し訳ない気持ちになってしまいます。
あなたが外出する際には、愛猫さんが外の景色を少しでも多く楽しめるよう、窓際へのルートや窓周りのスペースを確保してあげると良いでしょう。
第1位『家中を探索している』
愛猫さんは、あなたが家にいないときのほとんどの時間を『家中を探索』して過ごしているようです。
また、細かな内訳は以下のようになっていました。
・リビングを探索 12.7%
・キッチンを探索 9.9%
・寝室を探索 8.1%
・仕事部屋を探索 5.2%
・お風呂場を探索 3.1%
かなりあちこちを探索しているようですね。
上記の探索以外の行動では、他の動物とのコミュニケーション(11.8%)椅子やキャットタワーのに登る(7%)テーブルの下に身を潜める(6.3%)TVやパソコン、本、DVDを眺めている(6.1%)などもありました。
家を空けたときの愛猫は、意外にもかなりアクティブに活動しているようですね。
もしかすると「自分がこの家を守らないと」と考えて、家の中に危険はないか、パトロールしてくれているのかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
愛猫はあなたが家にいないときに何をしているのか、いろいろと見えてきたのではないかと思います。
そんな愛猫さんは思いのほか行動的で、決して寝てばかりいるわけではないということも分かりました。
ただしこの調査は『アメリカの猫さん』の調査結果ですので、家の規模や生活スタイルの違う私たち日本人の家で暮らす猫さんとは少し違う部分もあるかもしれません。
しかしこの調査結果から、少なくとも愛猫が留守中を快適に過ごせるよう「家を開けるときには、何に気を配るべきなのか?」が見えてきたと思っています。
本記事が、あなたと愛猫さんとの豊かな暮らしのお手伝いができれば幸いです。
参考:【Friskies】The Scratchington Post