家族でお出かけの予定を入れていた日や、友人と外出する約束の日。
朝起きてカーテンを開けてみたら、雨が降っていた。こんなシチュエーションには、なんだか少しだけ憂鬱な気持ちになってしまう。あなたにもそんな経験があるのではないでしょうか?
お出かけの予定や友人と遊びにいく約束をしているかどうかはわかりませんが、雨の日になんとなく憂鬱になってしまうのは、どうやら猫も同じようです。
そこで今回は『雨の日の猫の気持ち』について、いろいろと探ってみたいと思います。
この記事を元に、新しい雨の日の愛猫さんとの過ごし方を見つけて頂ければ幸いです。
もくじ
雨の日はとにかく寝る
以前このブログでは、猫の不思議な行動の理由の一つとして『猫は体が濡れるのを嫌う』というお話をお届けしました。
【関連記事】
|
傘をさす事のない猫は、雨の日に外へ出かけると必ず体が濡れてしまうので、外猫さんであれば雨の当たらない場所でじっとしている、また家猫さんであれば家の中にいるしかありません。
そんな猫たちは、雨の日にやたらよく寝ます。元々、1日の2/3を寝て過ごすといわれる猫ですが、雨の日はそれがさらに顕著になるのです。
この理由は『気圧が下がって体がだるくなるから』や『出歩けないないから仕方なく』といわれる一方で『野生の本能から、雨の日は獲物を捕らえにくいので体力を温存している』という信憑性の高そうなものまで様々です。
しかし “雨の日に猫が寝る” 明確な理由も、やはり本当のところはわかっていないそうです。
個人的には、人間と同じように「雨の日はなんとなく憂鬱な気持ちになるので、晴れるまで寝て待っていよう」と考えているのではないかと思っています。
寝ているところを起こしてまでとはいいませんが、雨の日に退屈そうな愛猫さんを見かけたら、家の中でできる限り、一緒に遊んであげることも良いかもしれませんね。
猫が顔を洗うと雨が降る
昔からいわれる猫に関する迷信の中で『猫が顔を洗うと雨が降る』というものがあります。
これはあくまでも迷信なので、やはり科学的な根拠はありません。しかし我が家の猫たちを観察していても、いつもより念入りに顔を洗っているときは、雨の予兆であることが多いような気がします。
また、猫のひげは高感度のセンサーの役割を果たすことからも、気圧の大きな変化をひげで感じ取る際の違和感を払拭するために、何度も顔を洗うのではないかと考えています。
つまり、雨が近づくと『ひげがムズムズして気持ち悪いんじゃないか』ということですね。
昔から語り継がれることわざや迷信には、科学的な根拠がなくとも、信憑性が高いものもたくさんあるので、きっとこの『猫が顔を洗うと雨が降る』にも、何かしらの理由があるのでしょう。
また、もしかすると顔を洗っている猫の姿のあまりの可愛らしさから、昔の人がそのしぐさに何らかの理由を付けたかっただけなのかもしれませんね。
ひげがピリピリする
有名なジブリ映画『魔女の宅急便』の中で、黒猫のジジが雷雨の直前に「ひげがピリピリする」というセリフを話すシーンがあります。
映画自体がとても有名なので、ご存知の方も多いと思われるシーンですが、個人的には、数十年前の映画のこのセリフが、なぜか強く印象に残っています。
前述の「ひげがムズムズして気持ち悪いんじゃないか」という考えも、このシーンの印象の強さがそうさせているのでしょう。
実際に雨が降る前の猫のひげがどんな感じなのかはわかりませんが、一生懸命に顔を洗っている愛猫の姿を見かけると「おっ?ひげがピリピリしているのかな?」と思ってしまいます。
ひげは猫にとってとても大切で、非常にデリケートな部分でもあるので、直接触ることはありませんが、念入りに顔を洗っているところを見かけると、頭を優しく撫でたり、ブラッシングをしてあげるようにしています。
もちろん、そんなときの愛猫は迷惑そうな顔をします。
やはり、雨が降りそうな日や雨の日の猫は、ちょっぴりいつもより憂鬱で、なんとなく機嫌も悪いのではないかと思っている次第です。
まとめ
今回は『雨の日の猫の気持ち』をお届けしました。
外に出られない、獲物が獲れないなど、自由を求める猫からすれば、ネガティブな条件の多い雨の日は、やはりどこか不自由さを感じ、憂鬱になるのではないでしょうか?
できればそんな愛猫さんの気を紛らわせてあげるためにも、雨の日は、いつもより多めに一緒に遊んであげたり、コミュニケーションをとったりする時間に充てるのが、最適な過ごし方なのかもしれません。
あなたとあなたの愛猫さんの雨の日の過ごし方のご参考になれれば幸いです。