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ちまたには、たくさんの猫用カリカリが売られていて「どれが一番いいのかな?」と迷ってしまった経験はありませんか?
そこで今回は、我が家のかかりつけ獣医さんがおすすめしてくれた『猫の健康を第一に考えた猫用カリカリトップ3』をご紹介したいと思います。
今回ご紹介する猫用カリカリは、我が家の11匹の猫たちとの暮らしの中で、いろいろなカリカリやウエットフードを試した結果、最後まで残り、今でも毎日(一部除く)食べているものです。
今回の記事が、あなたの愛猫さんの健康のためにお役に立てたら幸いです。
もくじ
まずは、市販品の安価な猫用カリカリについて
ペットショップやホームセンターでは、カリカリだけではなく、猫缶やパック詰めされたウエットフードなどの様々なキャットフードが売られています。
その中でも『カリカリ』は保存性に優れ、毎日の食事という観点で見た場合にも、一番スタンダードな猫用フードです。
しかし、そんなカリカリにもひとつだけ注意点があります。
我が家のかかりつけ獣医さんの話によれば『市販で売られている安価なキャットフード(猫缶やウエットフードも含む)は、猫にとって塩分が多すぎるものが多く、本当に愛猫の健康を考えるのであればおすすめはできない』とのこと。
これは後々、個人的にもいろいろと調べてみたのですが、確かに市販で安く売られているキャットフードは、猫の嗜好性を高めるために大量の塩を使用していることがわかりました。
塩分過多な食事は、もともと肝臓の弱い猫にとっては致命的です。
そこで我が家では、専門の獣医さんと相談しながら愛猫たちの口に合うかどうかも考慮し、適度な塩分を含み、健康にも一番良いと思える猫用のカリカリを選んでいます。
また、このとき相談した獣医さんは1人だけではなく、異なる3つの病院から4人の獣医さんの意見を総合したものです。
前置きが長くなってしまいましたが、それでは以下より我が家のおすすめカリカリをご紹介したいと思います。
おすすめ猫用カリカリその1 定番編『ヒルズ サイエンスダイエット / インドアキャット』
これは、愛猫家さんの間でも有名な、猫の健康と食事を科学的な観点から研究したキャットフードを販売するメーカー『ヒルズ・コルゲート社』のカリカリです。
我が家では、そんなヒルズ社の商品の中でも一番スタンダードなモデルである『サイエンス・ダイエットシリーズ』から『インドアキャット(成猫用)』を選んでいます。
ヒルズ社のキャットフードは、ロイヤルカナン社のものと並んで、だいたいどこの動物病院でも扱われており、平均的なカリカリの値段と比べるとやや割高ですが、その分『猫の健康』を第一に考えたキャットフードを研究開発していることで知られています。
そんなヒルズ社のキャットフードも本当に様々なものがありますが「(経済的な意味でも)できればどの子にも食べて貰えて、それでいて美味しく健康な食事をさせてあげたい」との考えと「完全家猫なので運動不足が気になる」「カロリーはひかえめにしたい」「尿pHも気にしたい」という総合的な希望を盛り込んだ結果『サイエンスダイエットシリーズ』の『インドアキャット』に決めました。
そんなインドアキャットは我が家のカリカリの定番となっており、風邪をひいたり、お腹を壊したりしていないときは、常にこのカリカリが主食となっています。
また我が家では、1歳以下の子猫や7歳以上の高齢猫もいないので『成猫用』を購入しています。
特徴としては、一般的なカリカリと比べると若干硬めなので「もしかしたら、アゴも鍛えられているのかな?」といった印象を受けます。
肝心の食べっぷりですが、毎日出していると飽きる、ということもあるでしょうが、よっぽどお腹が空いていないと催促もされない程度の人気で、それでもどの子もちゃんと食べてくれています。
また、サイエンスダイエットのおかげなのか、我が家の子たちはみんな健康体で毛づやも良く、ここ数年はたまに風邪をひいたりする程度で元気いっぱいに暮らせています。
あとは週に1〜2度くらい、減塩の猫用煮干しや猫用かつおぶしをおやつとして出したり、毛玉ケアの一環として猫草を出しています。
これが、我が家の基本的な食事スタイルです。
おすすめ猫用カリカリその2 風邪をひいたり、お腹を壊したとき用『ヒルズ プリスクリプション・ダイエット w/d』
プリスクリプションシリーズは、同じヒルズ社の商品の中でもちょっと特殊で『病気のときに食べる用』のカリカリです。
我が家のシロキーがはじめて猫風邪をこじらせた際に、動物病院で薬と一緒に小分けにされたパックを貰ったのがきっかけで、その後大きなパック版を購入し、風邪気味の子や風邪をひいた子用として出しています。
また、この『w/d』は消化器系の食事療法用のカリカリでもあるため、もともとお腹の弱い我が家の『ボス』にとっては、出番の多いカリカリとなっています。
同じプリスクリプションシリーズには『i/d』という下痢や嘔吐によるビタミンB、カリウムの不足を補うものもありますが、担当獣医さんに相談したところ、我が家のボス程度の症状なら『w/d』で良いとのことでした。
また「ボスの下痢は食物のアレルギーによるものであるかもしれない」という獣医師さんのアドバイスの元、アレルギー療法に特化した『z/d』も試してみたことがありましたが、我が家のボスには効果がありませんでした。
ですので、今はなるべくお腹を冷やさせないよう寝床や食事・飲料水に気を配ったり、ときには整腸剤を活用したりしながら、ボスのお腹を見守っているという感じです。
おすすめ猫用カリカリその3 ストルバイト用『ヒルズ プリスクリプション・ダイエット c/d』
こちらは、以前我が家の『コキチ』がストルバイト(結石)と診断された際に療養食として進められたものです。
もともと下部尿路や腎臓が弱い猫はストルバイトにかかりやすく、ミネラルバランスの崩れやビタミン不足といったストルバイトを引き起こす原因に対処するためのカリカリが、この『c/d』です。
またコキチは、薄めのアメリカンショートヘアーのような被毛をした雑種なのですが、このときの獣医さんのアドバイスによれば「なぜかシルバー系の被毛をした猫はストルバイトにかかりやすい傾向にある」とのことでした。
我が家では、シルバー系の被毛をした子はコキチしかいないので、この『c/d』はコキチ専用のカリカリとなっています。
もし、あなたの愛猫さんもシルバー系の被毛をしているのであれば、一度、獣医師さんに相談されると良いかもしれません。
おすすめ猫用カリカリ まとめ
いかがだったでしょうか?
あなたの家の愛猫さんが1歳以上〜7歳未満、またはお腹が緩めの子やストルバイトの心配がある子と暮らしてみえるのであれば「少しはお役に立てたかな?」と思っています。
また、今回ご紹介したカリカリについて、ひとつだけ注意点があるのですが、ヒルズ社の『プリスクリプション・ダイエットシリーズ』のカリカリは、普通のカリカリとは違う『特別療養食』なので、必ず獣医師の診断を受けた上で購入するようにしてください(ヒルズ社のHPにも『給与に際しては、必ず獣医師の指示に従ってください。』とあります)
今回は、我が家の子たちに合わせたカリカリをご紹介しましたが、もっと小さな子猫さんと暮らしている方や、長生きな猫さんと暮らしている方は「ウチの子には合わないな」と思われたかもしれません。
また、最近猫と暮らし始めたばかりで「どのカリカリを選んでいいのかわからない」という方もいらっしゃるでしょう。
我が家はヒルズ社のカリカリを愛用していますが、もし同じヒルズ社のカリカリ商品の中で、あなたの愛猫さんにあったものを探したいと思われたのであれば、ちょっと便利なサービスがありますので、最後にこちらをご紹介してシメたいと思います。
上記は、ヒルズ社のマイペットパートナーズというページのサービスで、あなたの愛猫さんの年齢や愛猫さんの体の気になる点にチェックを入れて検索をかけると、おすすめのカリカリを自動的に絞り込んでくれます。(プリスクリプション・ダイエットシリーズは含まれません)
もしよければ、一度試してみてくださいね。
本記事が、あなたと愛猫さんの暮らしのお役に立てれば幸いです。