今日は、前回お話した「猫を飼うなら、揃えておくべき猫グッズ」の赤ちゃん編に続き、「子猫~成猫」を飼う場合に必要な猫グッズをご紹介していきます。
今回お話するのは、すでに自分でご飯を食べ、排せつも出来る年齢(1ヶ月半齢~)になった猫さんが対象です。
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もくじ
すぐに準備して欲しいもの
フードボウル、水ボウル
緊急に保護した猫さんなら、とりあえずは家にある浅めのお皿で構いません。
猫は舌ですくってご飯を食べるので、食器はできるだけ丸みを帯びたものを使うと食べやすくなるのでオススメです。
お水を入れる茶碗は、本体に重量がないとひっくり返してしまう恐れがあるので、できるだけ陶器のものを使いましょう。
余裕ができたら、猫専用のフードボウル・水ボウルを用意してあげて下さい。
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また、猫にとって「お水」は下部尿路結石を防ぐ重要な意味ももっていますので、常にきれいなお水が飲めるようにしてあげて下さい。
我が家では、「GEX ピュアクリスタル 全猫用」を3台設置しています。
■ 楽天 ピュアクリスタル http://item.rakuten.co.jp/chanet/161372/
猫用トイレ・猫砂
猫用トイレと猫砂は、実にたくさんの種類が出ていますので、一概に「これが良い」とは言えません。
ただ、猫用トイレだけは「猫の本能」から、猫の視界をさえぎらないものをオススメします。
ドーム型のトイレは人間の都合(ニオイを抑える、砂の飛び散りを防ぐ)を優先したもので、猫にとっては視界がさえぎられるため、トイレの際に不安を感じてしまう可能性があります。
もちろん、ドーム型のトイレを気に入って使う子もいますが、猫さんがトイレの入り口から顔を出してするようなら、サイズが小さくて狭く感じている可能性があるので、その時は大きいサイズの物に変えてあげて下さい。
我が家では、4種類のトイレ砂を試した結果、吸収力と掃除のしやすさから「紙の砂」を使っています。
■ 楽天 紙の猫砂 http://item.rakuten.co.jp/soukai/4952667072349/
キャリーケース
キャリーケースは、「猫の安全な移動」に必須です。
また動物病院によっては、犬はリードを付けて・猫はキャリーケースに入れて待つように指示しているところもあります。
これは、ペット同士、飼い主同士の不要なトラブルを避けるための配慮です。
キャリーケースには、ソフトタイプとハードタイプがありますが、私がオススメするのは、ハードタイプです。
ソフトタイプは、肌触りがよく、ビジュアルも可愛いものが多いのですが、粗相したときの洗濯も大変ですし、何より本体が柔らかいので外からの圧力に弱いという一面があります。
その点ハードタイプは作りがしっかりしていますし、粗相をしたときも拭き取りが簡単です。
我が家では、アイリスオーヤマの「エアトラベルキャリー」を使っています。
■ 楽天 キャリーケース http://item.rakuten.co.jp/cat-land/314406/
徐々に揃えていって欲しいもの
キャットタワー
猫の生活に必要な上下運動、休憩、爪とぎが一つになったものがキャットタワーです。
我が家は11匹の猫が暮らしているので、2段のモノから4段のモノまで、全部で5台あります。
猫は高い場所が好きなので、出来れば天井まであるタイプがいいかと思います。
■ 楽天 キャットタワー http://item.rakuten.co.jp/sumica/fz01-g1002-100/
猫用ベッド
猫用のベッドは、ペットショップやペット用品を扱うお店に行くと、目移りするほどたくさんの種類があります。
ハンモックタイプから個室タイプなど、形、材質、サイズなどで色々迷うかと思いますが、結局は猫さんの好み次第。
私たちが「これが一番、気持ち良さそう!」と思って買ってきても、宅配便で送られてきた余り物の段ボールで眠ったり、爪とぎや抜け毛でボサボサになった座布団で丸くなったり。
大事なのは、猫がゆっくり休める場所を作ってあげることですね。
爪研ぎ(つめとぎ)
これは絶対にかつ、早急に準備することをオススメします。
もしあなたが、賃貸物件にお住まいならなおさらです。
猫はところ構わず爪を研ぎます。また、猫の爪研ぎは「やめろ」といって言い聞かせるようなことでもありません。
できる限り、家中の猫さんが通るルート上に爪研ぎを設置することで、壁紙の損害を最低限に抑えることができます。
また、どうしても壁紙を守りたいのであれば、ツメ傷防止シートというのが売っているので、そちらを設置してみるのもいいでしょう。
爪とぎ器には、段ボール、木、麻タイプの物があります。
ウチの子は、木製の物にはあまり興味を示さなかったので、現在は、キャットタワーについている麻のタイプの物と、小分けになった段ボールタイプの物を使っています。
■ 楽天 爪とぎ http://item.rakuten.co.jp/cat-land/i523371/
爪切りやブラシ
猫さんのお手入れに必要です。
【爪切り】
猫の爪は、伸ばしたままにしておくと、飼い主さんや来客に怪我をさせてしまったり、猫さん自身も、じゅうたんやカーテンに爪が引っかかって怪我をしてしまう可能性があります。
猫さんの爪は、必ず定期的にチェックして、長く尖っているようなら、爪の先を切ってあげましょう。
ペット用の爪切りも売っていますが、慣れれば人間用の爪切りでも切れます。
【ご注意】猫の爪は、根元の方に細い血管が通っています。そこまで切ってしまうと、激しい痛みと共に出血してしまう恐れもあるので、まずは獣医さんに『猫の爪きり』を習うことをオススメします。
【ブラシ】
ブラシは毛づくろい(ブラッシング)に使います。
ブラッシングは、猫自身が毛づくろいをする際に飲み込む毛の量が減るほか、猫さんとの距離を縮めるスキンシップにも繋がります。
我が家では「ライトハウスのファーミネーター」を使っていますが、これはとにかくよく抜け毛が取れるので、かなりオススメのアイテムです。
■ 楽天 ファーミネーター http://item.rakuten.co.jp/familypet/90401245/
おもちゃ
猫さんの本能の解放、運動、ストレス発散、スキンシップが一度にできます。
ネズミ系、ヒモ系、虫系、電動系と色々な種類がありますので、猫さんと一緒に遊ぶ中で、お気に入りの一品を見つけてください。
また手芸が好きなのであれば、私のように手作りするのもありです。
猫草
毛玉を吐くために必要です。
現在は「毛玉対応」のごはんも出ているので、絶対に必要という訳ではありませんが、猫草を用意しておけばより安全です。それに、喜んで食べてくれます。
ケージ
病気や怪我、災害時に役立ちます。
猫は狭い空間を嫌います。そのため入院などで狭いケージに閉じ込められる際には、かなりのストレスを感じているといわれています。
しかし普段の生活の中でケージに入ることに慣れさせておけば、そのストレスを軽減させることができます。
これはケージで飼うということではなく、出入りが自由な状態で室内にケージを置き、その中にトイレとご飯、休憩スペースを作ってあげれば、ケージが日々の生活に根付くので、中に入ることに不安や違和感を感じなくなる、というものです。
とはいえ、我が家ではどうしても猫をケージに入れることができなかったため、現在は撤去してしまっているので、必要か不必要かの判断はあなたにお任せします。
ただ、入院時や災害時に備えるという意味で考えれば、できるだけあったほうが良いことは間違いないと思います。
■ 楽天 ケージ http://item.rakuten.co.jp/cat-land/225892/
最後に
今回は、「猫と暮らし始めるんだけど、何を揃えればいいのか分からない」という方に、いくつかのオススメの猫グッズをご紹介させて頂きました。
今回ご紹介したほとんどは、私の家で実際に使っているものばかりなので、安心してご利用頂けると思います。
これから猫と暮らすあなたにとって、この記事がお役に立てれば幸いです。