猫の『ヒゲ』から読み取る 4つの気分

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大きくヒゲを開いた猫(11Cats レパニャン)

猫の顔には、可愛らしくも立派なひげがあります。アニメやイラストでは、口の周りに2〜3本という表現をされていることが多いですが、実際には目の周りやほほ、あごにもひげが生えています。

顔中の全ての毛をあわせると、およそ50本以上にもなるこの猫のひげには、人間のまつ毛や口ひげのように顔の部位を守る役割があります。そして面白いことに、この「猫のヒゲの動き」に着目することで、そのときの猫の気持ちがわかる場合もあるのです。

そこで今回は、あなたの愛猫とのコミュニケーションをさらに豊かなものとするために、この『ヒゲの動きでわかる猫の気持ち』を、4つのパターンに分けてご紹介したいと思います。

ひげが上を向いている「嬉しい・楽しい気持ち」

ひげが上を向いている猫のイラスト(11Cats コキチ)

これは、猫の感情が高揚している状態で、嬉しいことがあったときや楽しいと感じているときによく見られます。具体的には、大好きなおやつの時間が来たとき、お気に入りのおもちゃで遊んで欲しいとき、ほめられたときなどですね。

このとき、同時にしっぽもピンっと上を向いているようであれば、かなりご機嫌のサインです。これはお互いの信頼関係を深めるチャンスでもありますので、ぜひ、愛猫からの要求に応えてあげてください。

横に広がっている「警戒モード」

ひげが横に広がっている猫のイラスト(11Cats コキチ)

猫のひげには、顔の部位を守る役目の他に、アンテナやセンサーとしての役割も果たします。元々猫科の動物は食肉目に属し、生まれ持った俊敏性を活かして獲物を捕らえるハンターです。また、基本的には単独で行動するために、狩りをするときや敵と対峙した際には、少しでも多くの情報を自分で得なければなりません。

人間の場合は、周りのほとんどの情報を目から集めていますが、猫はこれに加えて、ひげからも多くの情報を得ています。猫のひげの根元には、感覚受容器と呼ばれる神経や血管が張り巡らされており、ここで周りの環境の変化を敏感に感じ取っているのです。

そのため、自分の周りに何か異常を感じた際には、少しでも多くの情報を集めようとひげを大きく広げる、というわけです。

また、敵に対峙した際や極度の攻撃モードに入っているときには、ひげを広げつつ前方に向けます。これは、情報収集とともに威嚇の意味も含まれているといわれています。

こうした反応は野生で生きていた頃の名残であり、猫本来の習性の1つでもあります。また、家猫さんだからといって「過敏になっているのが可哀想」という理由や「ひげが途中で折れているから」といった場合でも、決して猫のひげを切ったりしてはいけません。

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これは、愛猫に余計なストレスを与えてしまうばかりか、平衡感覚を失わせてしまう原因にもなります。猫にとってひげはとても大切なものです。デリケートなひげのケアは、全て猫自身に任せましょう。また、警戒している姿をよく見かけるようであれば、やさしく声をかけて不安の原因を取り除いてあげてください。

ひげが前を向いている「何だろうという気持ち」

ひげが前を向いている猫のイラスト(11Cats コキチ)

前述した通り、猫のひげはアンテナやセンサーの役割も果たしています。そのため、軽度の警戒モードのときや目の前にある物を確認する際には、ひげを前に向けてその情報を集めようとします。

また、猫はドがつくほどの近眼なので、近くにある物がよく見えません。そのため、あまりにも近い位置にあるものに対しては、目ではなく、口の周りのひげを使ってその物の正体を確認しようとします。

具体的には、食べられるものかどうかを判断するとき、見たことがない動かない物の正体を確認するときなどですね。

多くの場合は、同時に鼻をヒクヒクさせて匂いでも情報を集めようとします。このときの顔は、猫の表情の中でもひときわ可愛らしく、イラストの元になったり、猫関連グッズのパッケージやカレンダーの写真にもよく使われています。

この表情が見たくて、ついつい人差し指を愛猫の顔に近づけてしまうという経験が、あなたにもあるのではないでしょうか?

ひげが下を向いている「リラックスした気持ち」

ひげが下を向いている猫のイラスト(11Cats コキチ)

猫は、ぼーっとしているときや安心して眠っているときには、ひげを下にダランと垂らします。これは、ひげアンテナがOFFになっている状態で、猫の生活の中でも特にリラックスした状態であるといわれています。

また、退屈しているというサインでもあるので、ひげを下に垂らしながらウロウロしているようであれば、一緒に遊んであげるのもよいでしょう。

まとめ

ヒゲダンスをする猫のイラスト(11Cats コキチとジュンジ)

今回は、猫のひげから読み取れる気分を、4つのパターンにわけてお届けしました。上を向いていれば「嬉しい・楽しい気持ち」。横に大きく広がっていれば「警戒モード」。前を向いているときは「軽度の警戒や情報収集」。下に垂れ下がっているときは「リラックス」

猫と直接会話ができることが、猫を愛する全ての人が抱く夢ではありますが、今はまだ、この夢を叶えることは難しいでしょう。しかし、人間側が猫の発信する小さなサインを注意深く観察することで、愛猫とのコミュニケーションを豊かにすることができます。

今回の記事が、あなたとあなたの愛猫との暮らしをより豊かにできることを、心より願っております。

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この記事を書いた人
モーさん
我が家での立ち位置は、チョム、コキチに続いて3番目。このブログの構成、イラスト、ライター担当。猫に好かれたい一心で、猫の気持ちを理解しようと日夜研究に勤しむが、ややカラ回り気味。実は猫アレルギー持ち。
 
 

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