猫があなたを噛む理由

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腕を噛んでいる猫のイラスト(11Cats コキチ)

「猫の噛みグセ」は、トイレの問題や爪研ぎと並んで、猫と共に暮らす私たちの大きな悩みの1つです。一緒に遊んでいるうちにテンションが上がって噛みつかれ、時には出血してしまう、そんな経験はありませんか?

それでも、可愛くてついつい許してしまう・・。でも、できることなら噛まないでほしい・・・。あなたも、そんな複雑な心境なのではないでしょうか?

では、そんな噛むくせを持った愛猫とうまくやっていくためには、一体どうすればよいのでしょう?

そこで今回は「猫が噛む理由」を探り、猫の本能と気持ちを理解することで、噛みグセを直して貰おうというテーマで、この問題に向き合ってみたいと思います。

まずは猫の本能を理解しよう

猫は、本来野生に生息する生き物で食肉目に属します。そして、物陰に潜んでチャンスを伺い獲物を捕らえる天性のハンターでもあるのです。高いところが好きなのも、狭くて隠れられる所が好きなのも、爪を研ぐのも、全ては狩猟本能からなる行動です。

家猫さんといえど、やはり猫本来の狩猟本能は備わっています。ですから、猫と一緒に暮らすと決めた以上、ある程度猫の本能への理解は必要であると考えます。マーキングや爪研ぎ、引っ掻き、噛みつき。もちろん、お互いの生活に支障が出るようであれば、譲歩の必要もあるでしょう。しかし、この場合の相手は、私たちよりうんと小さな体をした素直で純粋な心を持った猫なのです。

こうした猫の本能に対しても、まずは人間側が寛大な心を持って猫と接することで、どんな問題も必ず解決できると信じています。自分を理解してもらうためには、まず相手を理解すること。これは例え相手が誰であれ、とても重要な秘訣です。

子猫によく見られる『歯がかゆい』

並んで眠る 子猫の兄弟(11Cats ボスとレパニャン)

成猫にはあまり見られませんが、生後1ヶ月〜3ヶ月ごろの仔猫は歯が生えそろう段階にきており、歯茎がモゾモゾしています。そのため、いろいろなものに噛み付いて、この違和感を取り除こうとするのです。これは、人間の赤ちゃんでも同じですね。

また、この頃の仔猫はとても愛らしく、ついついいろいろな物を噛ませてあげたくなってしまいがちです。また噛む力も弱く、その姿が非常に可愛らしいので、自分の指を噛ませたくなることもあるでしょう。

しかし、この経験が成猫になって「手で遊んでもらった記憶」として残ります。つまり「同居人の手=おもちゃ」となってしまうのですね。一度そう認識してしまうと、成猫になってからも「人間の手」はおもちゃの1つです。

そしてその手に噛み付いて遊ぶことは、愛猫にとってあなたとのコミュニケーション手段の1つとなります。その内どんどん遊びがエスカレートして、噛む力も強くなり、最後には出血・・

こんな経験に心当たりがある場合は、時間をかけて愛猫に「手はおもちゃじゃないよ」ということを理解してもらう必要があります。もちろん、なかなか聞いてくれないからといって手をあげたり、大声で叱ってはいけません。

噛みつかれたら遊ぶのをやめる。噛みつかれたら他のおもちゃを取りに行く。
こうした人間側の都合を押し付けない歩み寄りを、少しずつ、根気よく進めていきましょう。きっといつか、愛猫はそんなあなたの気持ちを理解してくれるはずです。

一人っ子に多い『噛まれたことがない』

こちらを見上げる猫(11Cats コキチ)

家猫さんは、ほとんどがペットショップ出身だったり、野良で1匹でいるところを保護されたりというケースが多いのではないでしょうか?

野良出身であったとしても、ある程度大きくなっていた場合は別ですが、幼少期を他の猫(母猫や兄妹)と暮らした経験のない子は、自分自身が猫に噛まれた経験がありません。そのため、噛まれることの痛みを知らないのです。

我が家の11Catsでも、唯一幼少期を私たちとだけ過ごしたコキチは、やはり噛む力に遠慮がありません。そのため、他の猫たちと接している際にはとても気を配っています。

これは、痛みを伴うことでしか学ぶことができないので、私たちは度が過ぎることがない様見守ることしかできませんが、いつしかコキチも他の猫さんとのじゃれ合いやケンカの中で、噛まれる側の気持ちと痛みを理解してくれればと思っています。

あなたの気持ちを知りたい『愛情の確認の意味で噛む』

これには十分な科学的な根拠がありませんが、猫が同居人に噛みつく理由には、噛んだ後の反応で自分への愛情の度合いを確かめているという説があります。またこれは、猫以外の動物にもみられる行為であるようです。

じゃれていると思っていたら突然噛みついてきたり、優しく撫でていたら急に噛まれた、という場合はこのケースに該当するのかもしれませんね。

しかし「愛情を確認されている」と思えばイヤな気はしません。あまりにも強く、頻繁に噛まれるようであれば話は別ですが、こんな時は「君が大好きだよ」という偽りのない気持ちを持って、寛大な心で接することが、最良の方法であると考えています。

弱みを見せないための強がり『どこか怪我をしている』

猫は、冒頭で述べた通り狩猟本能を持った動物です。獲物を捕らえるために爪を出し、噛みつくことで止めを刺そうとします。しかし、猫は賢い動物でもあるので、人間相手には自分が勝てないことをきちんと理解しています。

それでも本気で噛み付いてくるようであれば、どこか怪我をしている、極度のストレスを感じている、あなたを敵であると認識しているかのいずれかでしょう。

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怪我をしたときや体の調子が悪いとき、猫はひっそりと隠れられる場所を見つけ、自身の自己治癒力だけで治そうとする習性があります。しかし、家の中にこうした「安心して隠れられる場所」がない場合は、人目につく場所で傷を癒すしかありません。

この際には、例え同居人といえど、しつこく自分をかまってくるようであれば、猫は自分の体を守るために噛みついてくる事もあります。もし怪我の可能性が少しでもあるのであれば、噛まれても大丈夫な長袖や手袋をして愛猫を保護し、傷の有無を確認しましょう。

また、どこにも怪我がなくても、内臓などの見えない部分に異変がある場合もありますので、できるだけ早く病院に連れ行ってあげてください。

もしどこも悪くなくとも、あなたと愛猫がとりあえず安心できるとともに、他の噛む原因を探る手がかりにはなりますからね。

環境に問題あり?『極度のストレスを感じて噛む』

警戒する猫(11Cats コクロコ)

猫は元々警戒心の高い動物なので、物音や日常生活の大きな変化にとても敏感です。そのため、ストレスもたまりやすくなります。人間のように過度のストレスからうつ病になるなどのケースは稀ですが、それでもイライラしたり、凶暴になってしまうことはあります。

この可能性が考えられる場合には「愛猫がストレスを感じている原因は何なのか」また「日常の中に大きな変化がなかったか」を考えてみましょう。この原因を取り除いてあげることで、いつものやさしく可愛いらしい愛猫に戻ってくれるはずです。

また、引越しで環境の変化がやむを得ない場合には、今まで使っていたおもちゃや布団、キャットタワーを持っていくことを忘れてはいけません。

また新居には、隠れられる場所をいくつも作ってあげること。そして何より、あなたがなるべく長く一緒にいてあげることで、新しい環境にも慣れてくれるはずです。

猫との同居には、全てにおいて余裕を持った段取りと気配りが大切です。ぜひ、あなたと愛猫の暮らしを豊かにするためにも、常に心と時間にゆとりをもって事に当たってください。

まだまだ心を許していない『あなたを敵だと思って噛む』

野良猫さんを保護したばかりなど、まだ愛猫があなたに心を開いていない状態である場合、猫はあなたを敵だと認識しています。そんなとき、むやみに手を出したり、不用意にスキンシップを図ろうとすると、噛まれてしまう場合があります。

しかし前述の通り、猫は人間相手に勝てないことを知っているので、これは敵に対してというよりも、恐怖心と防衛本能からくる威嚇に近い攻撃です。また、どこにも逃げ場がない、捕まってしまうと感じた際にも、引っ掻く、暴れる、噛むという行為で抵抗しようとします。

この場合は、まずは愛猫との信頼関係を構築する必要が有ります。もちろんこれは、とても根気のいる、時間のかかる作業です。しかし、このあなたと愛猫の出会いは、もしかすると運命だったのかもしれません。

これからの楽しい暮らしをお互いで共有するためにも、まずは愛猫の声を聞き、気持ちを理解しようとすることで、信頼関係を少しずつ築いていってください。その先の未来には、必ずや今よりも楽しく豊かな毎日が待っているのですから。

まとめ

ドラキュラ猫のイラスト(11Cats コキチ)

いかがだったでしょうか?

今回は、猫の噛む理由と気持ちについてお届けしました。噛みグセというと、どうしても一方的に人間側の都合を押し付け、猫をしつけようと考えてしまいがちです。しかしそうではなく、猫の本能をきちんと理解し、猫の気持ちを十分に考えて、お互いが少しずつ歩み寄ることが、一緒に暮らしてく上ではとても大切なことなのではないかと考えます。

本記事が、あなたと愛猫との暮らしをより豊かなものへとできることを願っています。

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この記事を書いた人
モーさん
我が家での立ち位置は、チョム、コキチに続いて3番目。このブログの構成、イラスト、ライター担当。猫に好かれたい一心で、猫の気持ちを理解しようと日夜研究に勤しむが、ややカラ回り気味。実は猫アレルギー持ち。
 
 

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