スポンサーリンク
猫の年齢は、人間の年齢よりもずいぶん早いスピードで重ねられていきます。
生まれてから1年も経てば、ほぼ一人前の成猫となり、子猫を生むこともできるようになるのです。猫年齢での1歳は、およそ人間の13〜18歳に相当し、ここから先は人間の4倍ずつのスピードで歳をとっていきます。
そこで今回は、そんな猫年齢と人間の年齢を一目で比較できるよう、画像・イラスト付きの早見表をご用意しました。
また、気になる野良猫さんを見かけたときや保護したときのために、その子がどのくらいの年齢なのかをおおよそ見分けられるよう、特徴と見分け方のアドバイスも添えてありますので、ご参考頂けると幸いです。
もくじ
猫の年齢と人間の年齢 比較早見表(特徴・見分け方付き)
画像協力:PAKUTASO
*我が家には、6歳のコキチ以上の年齢の子がいないので、7歳以上の子たちの画像は、上記記載のフリー素材サイト『PAKUTASO』さんよりお借りしました。また、この子たちの実年齢に関しては、筆者が見た目だけで判断して選んだものですので、実際の年齢とは異なる場合がございます。
猫の年齢と平均寿命について
早見表でご覧頂きましたように、猫の一生はおよそ人間の4倍のスピードで過ぎていきます。
その分、どうしても人間よりも先に旅立ってしまうので、せめてそんな貴重な時間をできるだけ長く一緒に過ごせるよう、常日頃から食事と健康には十分に気を使ってあげてください。
2013年に、日本ペットフード協会が発表したデータによれば、人間と共に暮らす日本の猫の平均寿命はおよそ15歳。
外にも自由に出入りできる環境で暮らす猫さんの場合はもう少し短くなりますが、それでも平均で13歳と、年々家猫さんの平均寿命は延びてきているそうです。(2010年発表のデータでは、平均寿命がおよそ14歳だった)
これは、動物医療技術の向上や、栄養バランスに優れたフードが一般市場に増えてきたこと、また大切に育てられている猫たちが増えてきていることの証でもあるといわれています。
ちなみに、どちらかといえばメス猫の方が長生きをする傾向にあるようです。人間も猫も、やはり女性は強いということなのでしょうか?
また、長毛種の猫よりも短毛種、さらには血統書の付いた純血種よりも雑種の猫の方が、平均寿命は長くなる傾向にあるというデータもありました。
ギネスにも認定された世界最長寿の猫
先ほど、人間と暮らす日本の猫の平均寿命はおよそ15歳というお話をしましたが、広く世界を見渡すと、やはり長寿な猫はいるものです。
2015年3月に『生存する世界最高齢の猫』としてギネスブックに認定されたこの子の名前は、アメリカはカルフォルニア州に住むティファニー・ツーちゃん27歳。これは人間の年齢に換算すると126歳に相当するというから驚きです。
また、ティファニー・ツーちゃんはとても健康体で、老猫によく見られる視覚や聴覚への障害も全くないとのこと。確かに写真を見ても、27歳の猫とは思えない毛艶のよさと若々しい目の輝きを感じます。
また、去年までのギネスブック記録保持猫は、イギリスに住むポピーちゃん24歳(2014年時点)
これは、人間の年齢に換算すると114歳に相当します。
キャットフードで作られた誕生日ケーキに『24』のローソクが立てられた写真からは、少しだけ毛艶はよくないものの、しっかりと自分の足で立つ元気な姿を見ることができます。
ポピーちゃんと一緒に暮らすマーガレットさんによれば「長寿の秘訣は、バランスのとれたよい食事と運動、あとは時々、ケンタッキーやケバブなどの大好物を楽しむことかしらね」とのこと。
ぜひ、我が家の子たちにも、この秘訣を伝えたいと思います。
また、残念ながら現在は他界してしまっているのですが、歴代の世界最高齢猫としてギネスブックに認定されているのは、アメリカのテキサス州で暮らしていたクリーム・パフちゃんで、その長寿記録はなんと38歳!
これは人間でいえば『168歳』に相当するという、とんでもない記録です。
ちなみに、長寿記録世界第2位は『毛のない猫』で有名なスフィンクス種のグランパちゃんで、その記録は34歳(人間の年齢換算で152歳)
実はここで一つ驚きの事実があるのですが、世界1位の記録を持つクリーム・パフちゃんと第2位のグランパちゃんは、なんと同じ家で一緒に暮らしていたというのです。
その家の同居人であるジェイク·ペリーさんによれば、クリームパフちゃんもグランパちゃんも、アスパラガスやブロッコリーなどの野菜が好きだったことから、これが長寿へと繋がったのではないか、と語っているそうです。
こうして長生きしてくれている猫さんたちを見ていると、猫と暮らす私たちは本当に勇気と希望を貰えますね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、猫の年齢と人間年齢が比較できる早見表と、猫の平均寿命、さらにはギネスブックに認定されている長寿猫さんたちをご紹介しました。
猫は1歳を超えたあたりから、見た目で年齢を判断をすることが難しくなりますが、獣医師さんはその子の口の中や歯を見て、おおよその年齢を判断するそうです。
もし野良猫さんを保護したり、年齢のわからない猫さんを引き取ることになって、どうしてもその子の年齢が知りたいという場合は、最寄りの動物病院で診て貰うことが最適です。
本記事が、あなたとあなたの愛猫さんの暮らしを、少しでも豊かにできれば幸いです。