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猫はとても主体的な動物であるため「甘えたいとき」や「遊んで欲しいとき」を除いては、基本的に「そっとしておいて欲しい」と考えています。
そんなときはむやみやたらと撫でたり、こちらからアプローチをすることは、愛猫さんとの関係を少なからず悪くしてしまう可能性もあるのです。
そこで今回は、そんな愛猫さんの「かまってほしくないとき」に見られる、代表的な3つの行動としぐさをご紹介したいと思います。
もしこんな愛猫さんの姿を見かけたときは、それは「そっとしておいて欲しいときのサイン」ですので、なでたり、一緒に遊びたい気持ちを抑えて見守ってあげることをオススメします。
もくじ
猫がかまってほしくないときの行動・しぐさ1『しっぽだけで反応するとき』
愛猫さんがお気に入りの場所や寝床でくつろいでいるとき、または窓の外を見ながらぼーっとしているときなど、私たちが話しかけてもこちらを振り返ることなく『しっぽ』だけをフリフリとさせることがあります。
これは人間である私たちからすれば、なんとなく無視をされたような寂しい気持ちになってしまいますが、愛猫さんとしては、ちゃんと『しっぽ』で応えているつもりなのです。
またこのときの愛猫さんは、できれば一人にしておいて欲しいと考えているため「しっぽで応えること」で、それ以上のコミュニケーションを望んでいないと見てとることもできます。
そんなそっけなさも猫の魅力の一つではありますが、もしあなたが愛猫さんに話しかけても『しっぽをフリフリさせるだけ』のようであれば、そのときはできるだけそっとしておいてあげたほうが良いでしょう。
猫がかまってほしくないときの行動・しぐさ2『箱座りをしているとき』
猫は『箱座り』という、前足を胸の下で丸めるという変わった座り方をすることがあります。
この座り方は、正しくは『香箱座り(こうばこずわり)』と呼ばれるものなのですが、猫がリラックスしているときや本当にくつろいでいるときだけに見られる特殊な座り方であるといわれています。
もしあなたの家で、愛猫さんが箱座りをしているところを見かけたら、それは愛猫さんの貴重な『リラックスタイム』の最中です。
常に周りの状況を気にしながら過ごしている猫にとって、こうしたリラックスタイムは1日の中でも本当に貴重で大切な時間です。
もし愛猫さんが箱座りをしている姿をみかけたら、大切な憩いのひと時を邪魔しないためにも「おもちゃで一緒に遊びたい」「なでてあげたい」という気持ちをぐっと抑え、そっとしておいてあげましょう。
猫がかまってほしくないときの行動・しぐさ3『隠れているとき』
猫はダンボールの中や押入れの奥など、体が隠せるところが大好きです。
これは『隠れながら獲物がくるのを待つ』という本能からくるものであるとともに、猫が「ひとりでのんびりしたい」と思っているときに見られる行動のひとつでもあります。
「常に愛猫の様子が見えないと不安でしょうがない」という人もいるかもしれませんが、そんな愛猫さんのお気に入りの隠れ場所を事前にいくつか把握しておけば、常に探し回ったり、不必要に愛猫さんのくつろぎタイムを邪魔することが避けられます。
また猫は『体の調子が悪いときにも隠れたがる』という習性を持っていますので「食欲がない」「下痢になっている」「元気がない」という様子が見られた場合は、すぐに探し出して病院へ連れて行ってあげてください。
それ以外であれば、できるだけ隠れている愛猫さんを探すことはやめ、ひとりの時間を大切にしてあげましょう。
「かまってほしくない」猫の気持ちがわかる3つの行動・しぐさ まとめ
いかがだったでしょうか?
主体的で自立した性格の猫と仲良く暮らしていくためには、お互いの微妙な距離感を大切にすることが重要だということがお分かりいただけたかと思います。
本記事が、あなたと愛猫さんの暮らしのお役に立てれば幸いです。